TOPICS

大野呂浩志教授が日本発達障害学会優秀論文賞を受賞

2021-08-10 子ども

この度、子ども学科で特別支援教育を担当している大野呂浩志教授が日本発達障害学会より優秀論文賞を授与されました。本論文で大野呂教授は知的障害児に関する自立活動の多数の指導目標を高次脳機能である実行機能の視座から分析されました。結果、知的障害児の適応行動の獲得・改善を目指した指導目標おける難易度の違いは、実行機能の見地から説明しうる可能性があるということを明らかにされ、その功績が認められました。
また本受賞を受け、特別支援教育コースの4年生が中心となってお祝いの会を開催しました。教員陣からは論文の書影がデザインされたマグカップを、学生たちからは寄せ書きと花束がプレゼントされました。私たち教員陣も学び続けることをやめず、貪欲に研究を続け、学生に還元していきます。

受賞論文:大野呂浩志(2020)「教師のとらえる知的障害のある児童生徒の実行機能の分析 ―自立活動の個別の指導計画における指導目標の記述から―」『発達障害研究』42巻1号, pp.70-80.

【大野呂浩志教授のコメント】
この度は非常に権威ある学会の一つである日本発達障害学会から過分な賞をいただき、たいへん恐縮しております。これまでも「学生の学びの充実」を念頭に、まさに今、教育・保育現場で起こっている様々な課題及びその改善の方法についての研究成果をお伝えしたく、研究活動に励んできました。今後も子ども学科の学生の皆さんに最新の知見を提供できるよう、今後も研究に励みたいと思います。

  • 受賞の大野呂浩志教授
  • ゼミ生と一緒に記念撮影