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大学院生がエネルギア・スマイルを見学

2024-06-21 人間健康学研究科

大学院人間健康学研究科「障害福祉学特講」の一環で、「株式会社エネルギア・スマイル」(安芸郡坂町)へ見学に行きました。同社は、エネルギアグループ(中国電力)の「特例子会社」であり、障がい者雇用に特別の配慮をされている会社として、多くの障がいのある社員の方が働かれています。

 

大学院生の感想

(1) 坪内 怜(人間健康学研究科 福祉/アダプテッド・スポーツ領域専攻 1年)

 今回の見学では、自分が今までに知らなかった知識、分野などについて沢山学ばせていただきました。驚いたことは、計器リサイクルの作業です。以前、電力量計は見たことがありましたが、メーカーによって解体方法が違うことを初めて知りました。また、解体しているところを見学することができて、貴重な体験になりました。社員の皆さんが、細かい部品の扱いをされており、素人の自分からはとても難しそうに感じました。

 次に、感じたのは施設の綺麗さです。外観、内観ともにデザイン性があり、肢体不自由や聴覚障害、発達障害などのある方に配慮されていることがわかりました。特に印象に残った言葉が、「配慮はするが、甘やかさない」です。障害の有無に関係なく、職場の仲間として大切にされていることが伝ってきて、自分の中で響いた言葉でした。

 今回の見学で、まだまだ知らないことだらけだなと考えさせられました。良い経験をさせていただき、感謝申し上げます。もっと学びを深めたら、また違った見え方ができるのかなと感じています。その時には、再度見学させて頂けたら幸いです。

 

(2) 原 幸輝(人間健康学研究科 健康・スポーツ領域専攻1年)

 中国電力エネルギア・スマイルを見学して、障害のある方の雇用と働き方について学ぶことができました。特に、行動指針である「笑顔の約束」が印象に残りました。坂本社にある印刷ドキュメント課と計器リサイクル課の仕事とその他の施設を見学するなかで、障害のある人が働きやすい環境となっていること、作業内容や場所をわかりやすく「見える化」しているところ、支援者の人が途中で作業を確認する工程があることが、とてもいいなと思いました。

 特別扱いをするのではなく、障害のある人、ない人と同じように接する姿勢に感銘を受けました。また、社員一人ひとりが自分のやっている仕事に責任を感じ、誇りをもって働いているところに感動しました。本日は、見学させていただき、本当にありがとうございました。