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【授業PICK UP】 体育科指導法

2023-05-29 子ども

子ども学科の初等・特別支援小学校コースの3年生が履修する体育科指導法の授業では、「教材研究」で指導者自身が教材としっかり向き合う時間を大切にするようにしています。
今年度は、東京オリンピック種目にもなった3人制バスケットボールを取り上げて、教材研究を行いました。3人制プロバスケットボールチームの運営会社である「株式会社スリストム広島」代表の仲摩匠平氏をお迎えして、3人制バスケットボールの魅力や基礎となる技能の指導方法を指導していただきました。
ポイントをご指導いただきながらゲームを体験し、子どもの発達に応じてどのような工夫ができそうかを考え、体と頭をフル回転させながら活動に取り組みました。
子ども学科では、自ら体験しながら試行錯誤して学んでいくことを大切にしています。今回の学びを他の領域の教材研究に活用しながら、指導法を学んでいく予定です。

(学生の感想)
仲摩先生の授業を受けて、3人制バスケットボールは人数が少ない分、ボールがどこにあるのかがすぐ分かるし、何をしたらよいのかがわかりやすいと感じました。コートの広さも通常の半分なので、体力に自信のない私でも狭い範囲で動いて攻めて守ることができるのでおもしろいと感じました。
この競技を教材化するには、ドリブルが上手にできなくてもいいようなルールを考えて追加するなど技能差をうまく調整できるように考えてみたいと思いました。

秋本 小姫 さん(3年/広島県立総合技術高等学校出身)

実際に3人制のバスケットボールをやってみて、5人制のバスケットボールよりボールを持つことが多いと感じました。自然に競技に参加することができたと感じたので、運動が苦手な子どももあまり難しく考えることがないのではないかと思いました。またコートが半分なので、一度にたくさんのチームが試合をすることができるので、運動量も確保することができそうでした。実際にやってみて気づくことができることがたくさんあるので、体育科での教材研究は頭で考えるばかりではなく、こうやってやってみることが大切だと感じました。

藤山 未唯 さん(3年/山口県立周防大島高等学校出身)