HBGはなまるキッズ「障害者サップ」試乗会
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スポーツ健康福祉
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10月25日(日)に、HBGはなまるキッズ「障害者サップ」試乗会が広島中央河岸緑地公園で開催されました。
当日は、スポーツ健康福祉学科の加地准教授が、地元のマジックアイランド(ウォータースポーツ専門店)と連携し、国内外で初めてウォータースポーツを重度障害者が楽しめるように用具を開発した「障害者サップ(スタンドアップパドルボード)」が初めて登場しました。参加したのは、障害のある子ども8名、特別支援学校教諭、理学療法士、保育士などのボランティア支援者7名でした。会場ではサップ試乗ができるほか、屋外スクーターボードやトランポリンも同時に実施されました。開発した「障害者サップ」は、子どもだけでなく、保護者やボランティア支援者も1人で試乗し、参加した全員で楽しむことができました。
参加した子どもからは、「これまで聞いたことのない大きな笑い声」「自分から手を伸ばして川の水に触れる動き」「自分から体を起こして喜ぶ様子」「やりたくて待ちきれない様子」など、日常では見ることのできなかった様子がたくさん見られました。保護者からは「道具を工夫すればスポーツはできることがわかった」「子どもがすごく楽しそう」「またやってほしい」等の感想が寄せられました。また、障害者サップを体験して帰宅後の様子を聞くと、「よく食べた」「よく水分を飲んだ」「早く寝た」「睡眠が深かった」等、食事や睡眠にも良い影響を与えていたと喜ばれていました。これからも「障害者サップ」の改良を重ね、障害者も健常者も共に楽しめる「インクルーシブ・スポーツ」としての取り組みを継続していきたいと思っています。
次回は、11月8日(日)に2回目の「障害者サップ」体験を予定しています。