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動画を用いた子ども支援活動

子ども

子ども学科の湯浅理枝講師と伊藤駿講師、そのゼミ生が中心となり、福島県南相馬市の子どもたちを対象にした支援活動を実施しました。福島県南相馬市は2011年の東日本大震災に伴う福島第一原発事故の影響を受けている地域です。20167月までに多くの地域の避難指示が解除されましたが、その影響は未だ色濃く残っています。伊藤講師は東日本大震災以降、南相馬市をはじめとする被災地域への支援活動を継続的に行っており、そのつながりから今回の支援活動が決定しました。例年行っているように現地に行っての支援活動というのは新型コロナウィルスの影響から断念し、今回は動画を用いた支援活動としました。

具体的には湯浅ゼミの3年生が小学生以下の子どもたちを対象に、コロナ禍でもできる体つくり運動をテーマにダンスと動画を作成しました。例年通りの外遊びができない子どもたちに適した体つくり運動、かつ、今までの動画では不足していた運動を取り込んで作成をしました。現地の子どもたちは、その動画を見て、自分たちの家でその運動に取り組みました。一部の子どもたちからは実際に自分たちが踊ってみたダンスを動画に撮り、こちらまで送ってくださいました。学生たちにとっては自分たちが作ったダンスを実際に子どもたちがどのように踊ることができるのか、難しいことはなにかなど、多くの学びにつながったようです。

まもなく東日本大震災からは10年が経過しますが、原発事故をはじめその影響はまだ多く残っています。またコロナ禍においては支援活動の方法も模索しなければなりません。こうした状況においても、人々を助けられる「対人援助力」を身に付けた学生の育成のために、子ども学科が引き続きできることを模索していきたいと考えています。

 

【学生の感想】

新型コロナウイルスが流行し緊急事態宣言が発令され、学校は臨時休校となってしまいました。子どもが外で遊びにくい環境の中でも家族と一緒に手軽にできるリズム体操をゼミのみんなで案を出しあいながら考えました。今回の体操で特にこだわった点は、タオルを使って行ったことです。握力が強い子どもはその他の体力測定でも全体的に良い結果が出ているという先行研究がありました。そこで体操の中でタオルを使うことで自然と握るという動作を行えるように工夫をしました。また、子どもが大好きな“パプリカ”の曲を使うことでより楽しく体操を行えるようにしました。まだまだ世の中はコロナウイルスの感染が心配されています。今できる感染予防をこれからもしっかりと行うことはもちろんですが、子どもたちの運動を支えるためという視点で研究ができたことはよい経験になりました。さらに、その研究が東北の子どもたちの役に立つことができたことで、喜びや充実感を感じることができました。後期から始まる卒業研究でも、今回の視点を大切に研究をしていきたいと思います。

 網本 光 さん (3年/広島県・AICJ高等学校出身)

 

  • タオルを使った運動
  • 動画を作成した学生たち

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