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オンラインを活用した「HBGはなまるキッズ」実践報告

スポーツ健康福祉

新型コロナウイルスの影響を受け、毎月1回の定期的なHBGはなまるキッズ(代表、加地信幸准教授)の開催が2月から実施できない状況が続く中、「今できることは何か」について考えながら日々過ごしてきました。

現在の社会においては、情報通信技術(ICT)を活用した、離れたオフィスや自宅等、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方として、テレワークが導入されるようになり、オンラインによるビジネス会議、テレビ出演、学校の授業など、「対面」によらない様々な取り組みが工夫されるようになっています。

そこで、HBGはなまるキッズにおいても、現在の社会の状況に応じて、オンラインによる初の取り組みとして、テレビ・Web会議ツールの「ZOOM」を活用したHBGはなまるキッズの実施を試行してみました。

実施したのは5月30日(土)の9時30分からおよそ30分でした。「ZOOM」を活用して在宅で実施し、HBGはなまるキッズに登録している子どもと保護者が5組、子どもの保護者が1組、ボランティア支援者(加地准教授を含む)3組、合計9組が参加しました。

日頃のHBGはなまるキッズ実施プログラムの内容と同様、1)呼びかけ歌「おはよう」体操、2)スローラジオ体操、3)呼びかけ歌「さよなら」体操、の3つの運動を実施し、実施後には参加した保護者の皆様から「なかなか毎月参加することが難しいですが、オンラインだと参加しやすく楽しめていた」「初めてでどんな感じになるのだろう?と思っていましたが、みんなとお会いできてとても楽しいひとときが過ごせました」等のコメントが寄せられました。参加者は久しぶりに慣れ親しんでいる歌に合わせた運動を楽しみ、離れていても実際にモニターを介して応答することもできました。参加した子どもの中には、やや興奮気味で元気な笑顔を見せたり、声を出したりする場面も見られ、楽しいコミュニケーションの場にすることができました。

身体、および知的にも重度の障害があり、中には呼吸や摂食などに課題があるため医療的ケアを必要としている子どもたちにとって、健康状態や諸事情で外出することが難しいケースも多々あります。これまでHBGはなまるキッズになかなか参加できなかった子どもも実際におり、こうした子どもたちにとって、オンラインによれば参加しやすくなるケースもあることに今回気づくことができました。

今後、対面による通常のHBGはなまるキッズが再開された際には、オンラインによる呼びかけ歌やスローラジオ体操を実施することにより、子どもたちの参加する機会、運動に触れる機会へとつなげていきたい、そして今後も子どもたちがどのような状況にあっても笑顔で集まることができる、楽しい運動の場の提供を継続していきたいと強く思います

ご協力くださった子どもたちや保護者の皆様をはじめ、ボランティア支援者の皆様に対し心より感謝の意を表します。

HBG重度・重複障害児スポ・レク活動教室「はなまるキッズ」代表 加地信幸

(人間健康学部スポーツ健康福祉学科准教授)

 

  • 呼びかけ歌体操の場面
  • スローラジオ体操の場面

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