車椅子陸上競技を支援
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スポーツ健康福祉
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2019年12月20日(金)、2020年1月25日(土)、本学の呉 郷原キャンパスにおいて、車椅子陸上競技(投てき)選手である別府玲子さんの練習会を実施しました。
別府選手は、2019年世界ランキング(円盤投げ)最高14位(Beijing大会)、車椅子(障害クラスF34)円盤投げ日本記録保持者(6m61cm、2019年中四国パラ陸上競技大会)、元やり投げ日本記録保持者(8m20cm、2007年九州パラ陸上競技大会)、2017年WPAドバイグランプリ(やり投げ、円盤投げ、砲丸投げ)やジャパン・パラリンピックなどにも出場経験のあるパラアスリートです。
本学の加地信幸講師が以前から障害者スポーツのサポートを長年続けており、別府選手が普段から投てき競技の練習場所やサポーターの確保には苦労されているという話を聞き、今回の練習会が実現しました。
呉 郷原キャンパスは恵まれたスポーツ施設環境があり、教員や学生たちがボランティアとして定期的に練習会を実施し、サポートにあたることとなりました。
【ボランティア学生の声】
アダプテッド・スポーツが専門の加地先生から声をかけてもらい、車椅子陸上競技者である別府選手の練習サポートをする機会を得ました。障害者スポーツを体験するのは初めてで、事前にインターネットなどで障害者スポーツや車椅子選手のやり投げについて調べて参加しました。
車椅子選手のやり投げは補助者に車椅子を押してもらって助走し、やりを投げるものだと思っていました。実際は、別府さんが鉄工所に依頼し自作した専用の台の上に乗り、足をベルトで固定し、利き手とは違う方の腕で鉄の長い棒を握り、助走をつけずにやりを投げていました。
別府選手のやり投げ練習サポートに関わり、障害者スポーツとは工夫をすればできることを知り、大変興味を持つことができました。今後も障害者スポーツ・ボランティア支援のできる機会があれば、積極的に関わっていきたいと思います。
上田 力哉 さん(スポーツ健康福祉学科2年/広島桜が丘高等学校出身)
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車椅子使用者専用のやり投げ台を準備 -
障害者スポーツの支援を初めて体験 -
別府選手の練習会が実現