学生参加の災害調査結果が公開
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健康福祉
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西日本豪雨災害から1年が経過しました。学生たちは「何かできることはないか」と、当時様々なボランティア活動に参加しました。その中の一つ、福祉職、ソーシャルワーカーをめざす学生が、広島県社会福祉士会を通して訪問調査員として参加した「坂町平成30年7月豪雨被災者アセスメント調査」(坂町委託、一般財団法人ダイバーシティ研究所受託)が公開されました。
こうした活動は、スポーツ健康福祉学科 健康福祉コースに受け継いでいます。地域に根ざした教育を行い、学生の知識と経験を深めながら、少しでも地域のお役に立てるような活動を展開していくことで、実践力のある人材を育てます。
【学生コメント】
様々な専門職の方とともに、被災者お一人おひとりのご自宅に伺うことができました。あの貴重な体験を心に刻み、歩んでいきます。
小瀧 雛子 さん(健康福祉学科3年/広島県立庄原実業高等学校出身)
被災された方から「 子どもがあの夜以来、雨の音を聞くだけで当時の光景を思い出して泣きだす ”と伺いました。被災後の心のケア、復興支援の大切さを実感しました。
山形 菜月 さん(健康福祉学科3年/広島県・武田高等学校出身)
さまざまな角度から被災された方の生活支援を考える必要があることを学びました。現場に飛び込まなければ、この大切さはわからないと思います。
島谷 海渡 さん(健康福祉学科3年/広島県立海田高等学校出身)
当時あまりの被害に感情的になられた住民の思いを受け留め、適切な対応をされている社会福祉士の姿から多くのことを学びました。この経験は、自分の福祉専門職として働きたいという想いを実行(学業に加え、実践を通して学ぶ)に移すきっかけとなり、刺激的で貴重な日々でした。
小谷 怜史 さん(健康福祉学科3年/広島県立祇園北高等学校出身)
復旧作業の大変さを実感しました。高齢の方が力を振り絞って作業されている姿に、胸が詰まりました。私たちは自然災害に対する対応や対人援助について身につけておくべきだと改めて思います。
松田 義行 さん(健康福祉学科3年/広島県立黒瀬高等学校出身)
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訪問調査に参加した学生たち -
調査後に避難所運営を題材に演習授業