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山澤洋之先生(打楽器)が音楽学科に着任

2020-04-01 音楽

令和2年度4月1日付で、学芸学部音楽学科に山澤洋之先生(打楽器)が准教授として着任しました。

 

 

【山澤先生からのメッセージ】

こんにちは。山澤です。ひょんなことから広島文化学園大学に赴任することになりました。千葉県柏市生まれで東京都内に住んでいたこともありますが直近までは千葉県民でした。ランドとシーならシーが好きです。

高校生や大学生へのメッセージを!と言われて2つことわざを思い出しました。

1つ目は「好きこそものの上手なれ」という言葉。この言葉は音楽にとって本当に力になります。音楽大学を目指していたころ、一日にどれだけ練習しても練習しても平気でした。楽器と触れ合っている事、音楽をしている事が好きだから苦になりませんでした。大学入った後も朝7時半から22時までずっと練習室にこもっていました。(授業はちゃんと出ましたよ。ギリギリだけど卒業できましたし。)自分の実力不足をよく嘆いていましたが、下手くそでも練習時は楽しいので時間をかける事が出来たと思い出します。嫌いにはならなかったので(楽しくない状態は何度かなりましたが)今も演奏を続けているのだと思います。

2つ目は「継続は力なり」です。作曲を勉強し始めたころ、どうしたら作曲できるようになるか先生に尋ねた時に「とりあえず、100曲書いてみる事」と言われて具体的なアドバイスをくれなかった先生にムッとしましたが実際に書いては試しの繰り返しで100曲目くらいの作品が出版作品となった時に先生の言葉が理解できました。ちなみに今同じ質問をよく聞かれるのですがまったく同じように返します。「100曲書いてみる事」諦めないで辞めない事がとても大切だと思います。Trial and errorで得た経験こそ自分の血となり肉となります。とりあえずやってみる。やってみたら続けてみる。どんなジャンルのプロもただそれだけの事。

人生において何かを始めるきっかけとして「好き」とか「楽しい」という事から入ったものの思わぬ苦しい事もあるでしょうし楽しくない事もあると思います。しかし、たゆまず継続したらそれは必ず自分の力になります。そして力を得るとまた好きになり楽しくなる。そんな好循環を生み出せるものこそ自分が一生かけて打ち込めるものなのではないでしょうか。

広島文化学園は、さまざまな可能性を見出すことのできるカリキュラムとその実践をしていると感じます。これから皆さんの無限の可能性が拡がる事を楽しみにしていきたいと思います。想像力を創造力に変えるお手伝いが出来たらよいなと考えています。

 

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