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HBGはなまるキッズ「障害者サップ」体験会-学生報告-

2020-11-08 スポーツ健康福祉

10月25日(日)に行ったHBGはなまるキッズ「障害者サップ」試乗会に続いて、118日(日)に広島市緑地帯公園において「障害者サップ」体験会を行い、子どもたち8名、特別支援学校の先生や保育士の先生などの支援者10名、学生4名が参加しました。

その様子を学生に報告してもらいます。

 

小川 海希都 さん(2年/広島県立加計高等学校出身)

サップ(スタンドアップ・パドル)とは、サーフボードの上に立って乗り、両手でパドルを漕ぎ、海や川の水面を移動するアクティビティです。ランニングなどの有酸素運動と同等のフィットネス効果があり、ボート上でバランスをとりながら良い姿勢を保つことで短時間でも骨盤付近のインナーマッスルが鍛えられる効果もあり、女性の注目の的にもなっていると言われます。

そんな人気急上昇中のサップを、HBGはなまるキッズの子どもたちができるようにと、本学の加地先生が用具を工夫されました。サーフボードに浮き具を取り付けて、支援者と一緒に乗れるようにしてあり、もう一台のサーフボードにつなげて引っ張っていくという工夫でした。また、乗る際にはライフジャケットやウエットスーツを身につけ、安全性にも十分配慮して行われていました。外で行うサップ活動は、3密を避けることもでき、このコロナ禍のなかでも安心して行え、これから障害者の中でもどんどん流行っていくのではないかと思いました。

子どもたちの様子を見ていると、自分から水に手を伸ばしたり、笑い声を出して喜んだりしながら、波の揺れを感じ取って楽しんでいました。私は初めてサップに乗りましたが、腹筋や体幹・背中の筋肉にすごく効きました。川の上から見る周囲の景色や川の生き物など、自然を感じながら気持ちが良かったです。きっと子どもたちも同じ気持ちで、サップ活動を通じて五感をたくさん刺激されたのではないかと思います。

この「障害者サップ」体験会に参加して、道具を工夫することで、だれもがどんなスポーツにでも挑戦することができることを学びました。大学の講義やHBGはなまるキッズのボランティア活動などで学んだことを活かして、将来は体育教師を目指し、障害者・健常者を問わず「できるスポーツ」を増やしていきたいと思っています。

 

  • 操作方法の指導を受けて
  • 軽快にサップを引っ張る小川さん