キャンパス通信 子ども学科2016Vol.2

特別支援教育 卒業後のあなたの活躍の場 広がる

2017年春の入学生から特別支援学校教諭一種免許状が取得可能になります。取得資格が増えることにより、卒業後の活躍の場は小学校や幼稚園に加え、特別支援学校にも広がります。
岡山大学の大学院で知的障害児教育を研究し、支援学校での教員歴が通算19年間と豊富な大野呂浩志准教授=写真=は「特別支援教育は、支援学校に限らず、すべての教育現場で強く求められている」と強調します。例えば、特別支援教育の技能は「どうすればできるようになるのか」など、問題の解決方法を与えてくれるからです。
教員を目指すあなた!この学科で学びませんか?

メッセージ “受験生の皆さんへ”

すべての教育現場に特別支援教育を

特別支援教育は、すべての教育現場でとても必要とされています!

今、すべての教育現場で、障害の有無にかかわらず、さまざまな教育的ニーズのある子どもの個性を理解し、豊かな発達と確かな学習を実現できる教師が求められています。
子どもたちの中には、一生懸命やっているのに、うまく勉強できない・・・」「まじめに取り組んでいるつもりなのに、いつも注意されてばっかり・・・」「お友達と一緒に遊びたいのに、いつも喧嘩になってしまって・・・」などと困っている人が多くいます。また、教師は「文字が読みにくい子どもにどう教えたら?」「友達とうまく関われない子どもがみんなと一緒にお遊戯するには?」など悩んでいます。
こういった悩みの解決には、行動の原因や現象の因果関係の理解がまず必要です。さらに特定した原因や状態に応じた的確な指導をする知識や技能も必要です。そのようなときに、特別支援教育の知識や技能は真価を発揮します。
特別支援教育の知識は「なぜできないのか」「どうして分かりにくいのか」など、起きている状況の「原因」を明らかにしてくれます。さらに特別支援教育の技能は「どうすればできるようになるのか」「何があれば分かるようになるのか」など、問題を解決する方法を与えてくれます。だからこそ今、教育現場では特別支援教育が強く求められているのです。
特別支援教育についての確かな知識と、現場で生きる実践力を!

特別支援教育についての確かな知識と、現場で生きる実践力を!

子ども学科は2017年度からコース制を導入し、特別支援教育コースを設けます。このコースでは、知的障害、肢体不自由児、病弱児を対象とした特別支援教育の歴史や制度などの理論、障害に関する発達や医学的な知識、現場に直結する実践的な指導の理論や方法などを子どもの年齢や特性に合わせて身につけます。
また、障害のある子どもたちへの指導の中で中核に位置づけられる自立活動についても、さまざまなケースを通じて、現場での応用力が養えるよう理論から演習へと実践的に学んでいきます。
特別なニーズのある子どもに対する深い理解と教育に情熱のある人、特別支援学校や小学校の特別支援学級、特別支援教育の専門性をもった幼稚園・小学校の教諭をめざすあなた! ぜひ一緒に学びましょう!

メッセージ “受験生の皆さんへ”

“誰もが困難なく学ぶことのできる学級”にするための工夫などを研究しています。

大野 菜々帆 さん
(4年生/島根県立大社高等学校出身)

Q 卒業論文のテーマに特別支援教育を選んだ理由を聞かせてください。

「学校支援ボランティア」をしたのがきっかけです。ボランティア先の小学校で特別支援学級の児童の学習支援をさせていただいた際、児童の学ぶ姿を見て、自分の中の障害に対する偏見に気付き、また児童の学習上の困難は教師の支援方法で困難ではなくなるということも学びました。そして何より、児童が学習上の困難を抱えた時に私は何もできず悔しい思いをしました。
この経験から特別支援教育に興味を持ち、教員をめざすうえで必要不可欠な特別支援教育や発達障害への理解や具体的な支援方法を身に付けること、そして特別支援教育をもとにした“誰もが困難なく学ぶことのできる学級”にするための工夫などを調べてみたいと考えました。

Q 卒業後の進路は、どのように考えていますか?

小学校教諭として、小学校で働くことを希望しています。大きな目標は、特別支援教育をベースとした個に応じた指導を行い、児童の日々の成長を教師という一番近いところで見守っていくことです。