発達障害の子どもへの教育の在り方を探る講演会の開催

発達障害の子どもへの教育の在り方を探る講演会「小児期の神経発達」(広島文化学園大学大学院教育学研究科主催)を、広島市安佐南区の広島 長束キャンパスで開きました。
大学院の学生と教員でつくる「子ども学研究会」の6回目の研究会として企画しましたが、対人援助システムの構築をめざす研究ブランディング事業の一環でもあります。

講師は医師で、4月から大学院教育学研究科と学芸学部子ども学科の教授として本学に着任される眞田敏先生(発達支援学)=講演当時は福山市立大学教育学部教授=写真。教育の分野だけでなく、近年、社会的にも注目されている「注意欠如・多動性障害」(ADHD)、「学習障害」(LD)、「自閉症スペクトラム障害」について、それぞれの行動や認知特性の具体例を紹介し、さらにその原因となる脳の発達と精神面・行動面の関連をわかりやすく説明してくださいました。検査の結果事例や症状を踏まえた教育事例もふんだんに取り上げ、サブタイトルの「特別支援教育のための基礎知識」にふさわしい講演でした。
発達障害の子どもを指導・支援する際のポイントとして「環境を整えれば、困難さが顕在化しにくい」「教育的環境が重要」と強調されました。


講演会には約60人が参加=写真。新聞のお知らせ記事を読んで訪れたという障害児のご家族も多く、自閉症の子どもへの接し方や、子どもの抱える困難さや障害について周囲の人に説明するタイミングなどの質問が出され、的確なアドバイスを聞くことができました。
「眞田先生の講演を聞いて本当に安心でき、知識が増え、幸せな時間を過ごすことができました」「脳の発達について説明していただいたので、障害に伴う行動が起きる背景がよく理解できました」「子どものモチベーションを上げてあげること、待つことの大切さを学びました」「発達障害の子どもは、与えてあげる環境によって症状が不顕在化する可能性があると知り、希望が見えてきました」などと好評でした。